味の素エンジニアリング株式会社

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実績とお客様の声

調味料・油脂工場での実績


事例紹介
味の素パッケージング株式会社
(現 味の素食品株式会社)

無柱の食品包装工場を新築

自由度の高い無柱空間で効率アップとコスト削減を両立させ、
最高水準の品質管理基準もクリア

概要
プロジェクト 食品包装工場の新設
施主 味の素パッケージング (現 味の素食品) 関東包装工場
主な事業内容 調味料類(「味の素®」「ほんだし®」等)、甘味料(「パルスイート®」等)、「アミノバイタル®」 他の包装
稼働開始 2017年8月7日

お客様の課題・ご要望

  • 調味料・サプリ等味の素グループの主力商品の包装工場が老朽化のため、補強や改築工事でしのぐのが困難である。
  • 効率アップとコストダウンを実現するため、6カ所に分散している包装所を1カ所に集約し市場競争力を高めたい。
  • 人手不足が見込まれる中、付加価値の高い仕事に人を割り当てるため自動化を推進したい。
  • ラインレイアウトの自由度を確保するため工場内を“無柱空間”にしたい。
  • 世界レベルの厳しい品質管理基準をクリアしたい。
  • “見せる工場”にして味の素グループへの信頼性向上につなげたい。

AJECが選ばれた理由

  • 食品の生産プロセスを熟知しているため、細かい説明抜きでスピーディーな対応が受けられるから。
  • 様々な要望や現場のこだわりに対して、コストに応じた多彩なオプションを提示できる柔軟性があるから。
  • 食品エンジニアリングにおける豊富な経験・施工事例・最新動向に基づく有用な提案が受けられるから。
  • 生産設備への造詣も深く、稼働後のメンテナンスまでを念頭に置いた設計・施工を安心して任せられるから。

成果

  • 希望通りに広大な無柱空間が実現したおかげで、数多くのロボットの導入や無人搬送車の活用等が促進され自動化が大幅に進んだ。
  • 分散していた生産ラインを集約し半減。作業効率向上と物流コスト削減が実現できた。
  • 明確なゾーン管理の徹底が可能になった上、パレットチェンジャーの導入や陽圧管理*が実現したことでフードディフェンスが格段に強化された。
  • ③の成果を背景に、高レベルな品質管理基準であるJIA食品生産システム認証審査**がすぐに取得できた。
  • 工場見学の受け入れが可能になり、味の素グループの徹底した品質管理や、自動化促進による安全・安心への取り組みがアピールできるようになった。

*室内の気圧を高めて外部の空気が入らないよう管理すること
**FDA21CFR111(米国の栄養補助食品製造のガイドライン)をベースに構築されている食品衛生のプログラム。

お客様の声


戦略企画部
戦略企画グループ担当副部長

大手ゼネコンとAJECの2社でデザインコンペをお願いし、同じ土俵で提案内容を比較検討した結果AJECへの発注を決定しました。
実際に得た付加価値と満足度の高さを考えると、AJECに依頼して正解だったというのが関係者全員の一致した想いです。食品工場建設に伴う公的手続きや規格への対応、生産現場を熟知しているが故の対応の速さ、情報力、工程管理の確かさを考えると、予算内で最高のパフォーマンスを発揮していただいたと感謝しています。
中でも工場内のゾーニングには強くこだわりましたが、設備配置や導線設計、資材選定に対する妥協のなさは、食品エンジニアリングに精通したAJECだからこそ成し得たものです。通常の建設会社ではこれ程きめ細かい品質管理は徹底できなかったでしょう。おかげでJIA食品生産システム認証の取得も極めてスムーズでした。
建物引渡しの際も清掃の必要がないピカピカの状態で、食品工場のあるべき姿を追求するAJECの企業姿勢を垣間見たように思いました。だからこそ今後は私たちが、新工場の品質に見合った運営に努めなければと気持ちを引き締めています。