味の素エンジニアリング株式会社

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実績とお客様の声

調味料・油脂工場での実績


事例紹介
株式会社Mizkan様

プラント監視・制御システムの再構築

複数のラインを1人で集中監視。トレンドチャートの導入により
トラブル発生時の原因解析が容易に。

概要
プロジェクト プラント監視・制御システムの再構築
施主 株式会社Mizkan 栃木工場
主な事業内容 家庭用/業務用 調味料・加工食品、納豆の企画開発・製造・販売(グループ全体)
稼働開始 2005年/2017年

お客様の課題・ご要望

[2005年]

  • 1994年から稼働していたプラント監視・制御システムが構築から10年経過し、総合的な視点から全面的に刷新したい。
  • 監視・制御システムの更新と並行して、MES(製造実行システム)も導入したい。
  • Mizkan社内で同時に別の大型案件が動いており、本プロジェクトに対し十分な人員が割けない。
  • 栃木工場は最大の製造拠点であり、システムの更新・導入において失敗は許されない。

[2017年]

  • OSをバージョンアップしてセキュリティを強化したい。
  • 現場レベルから上がってきた要望箇所(約30点)について改善を図りたい。

AJECが選ばれた理由

[2005年]

  • プラントのハードに精通しており、監視・制御システムとMESを含めたトータルエンジニアリングを安心して任せられるから。
  • 同社のプラントに適したMESのパッケージ製品が存在しない状況の中、ゼロからシステムを開発するに際して総合的な自由度が最も高かったから。

[2017年]

  • 既存システムの設計を熟知しているため他社より工数が少なく済み、技術面とコスト面の両方で明らかに優位性があったから。
  • 過去12年にわたるメンテナンスコストに対する満足度が高かったから。

成果

2005年

  • 国内最先端レベルのトレンドチャートを導入。工程に不具合が発生した時の原因解析が容易になり、問題解決へ向けての仮説が立てやすくなった。
  • 元々は複数あるライン毎に監視・作業兼務の担当者を個別で配置していたのが、最終的には全ラインを1人で集中監視し、現場指示することで効率化できた。
  • 解析レベルが一段と向上したことによって、トラブルの解決速度や設備改善の幅が広がった。

2017年

  • 現場の意見を細かく取り入れながら一体化してシステムを組み上げたことで、操作性が大幅に向上した。

お客様の声


栃木工場 工場長

2005年の更新時は私が担当だったのですが、当社の事情でスタートが遅れ、本来1ヶ月を要する工程が半分に圧縮されたにも関わらず、泊まり込みも辞さない熱心さで垂直立ち上げを可能にしていただきました。その時以来の長いお付き合いですが、現場の課題や困り事に対し、食品業界での豊富な知見と経験に基づく解決策を柔軟に提案してくださるので、本当に助かっています。
その一例が、音声認識技術を駆使した検品ミス防止システムの導入です。人間工学に基づく設計により、熟練担当者でさえ完全には防げなかった検品ミスのリスクが激減し、初心者にも安心して任せられるようになりました。
労働者人口が減っていく中、工場設備の省人化は大きなテーマとなっていますが、既存のパッケージシステムを導入してもうまく事が運ばないことがほとんどです。だからこそ実状にフィットするシステムを構築するには、AJECのように当社の設備や考え方を熟知したパートナーの存在は不可欠であり、長期的な視点で今後とも力を貸していただければと思っています。